建物に必ずある「人通口」とは?
◆◇◆ 建築にまつわる、マメ知識のご紹介 ◆◇◆
こちらの投稿では、一般のお客さまはもちろん、
取引業者さまや現在建築の勉強をされている方に
少しでもお役に立てる情報を発信したいと思います!
今回ご紹介するのは「人通口(じんつうこう)」について。
「人通口」とは、その名の通り人が入り込むことができるようにした開口部のこと。
建物を建てるときには、必ずつくります。
それはなぜか?
建物の基礎の点検作業をできるようにするためです。
建物の基礎は、建物の過重を受け止めるもので、
地面に力を伝えるため、必ず建物の最下層に設けられます。
最下層に設けるがゆえに、人が入られる高さを確保することはできません。
そのため点検をするときは、人通口をつたって地面を這いながら行います。
かりに基礎のダメージが生じてしまっても、
あとから基礎をくりぬくわけにはいかないので
人通口はあらかじめ設計に組み込んでいくことが必要です。
ちなみに、トイレや水回りの配管もできるだけ端に寄せて、
作業員が通りやすいようにしておくことも大切なポイントの一つです!
いかがでしょうか?
「こんな情報をもっと知りたい!」というものがあれば、ぜひ教えてください。